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セントールCentaur family

Centaur family
キローンに代表される、彗星(comet)と小惑星(asteroid)の中間的な性質を持つ天体の総称。

 小惑星の多くは火星と木星の間の内部小惑星帯エッジワース・カイパー・ベルトに所属している。また彗星の多くはエッジワースカイパーベルトまたはその向こうのオルトの雲から太陽までの行程を飛行している。しかしセントール族はその多くが木星から海王星までの間の木星型惑星の領域に存在し、大きさとしては標準的な彗星より遙かに巨大で、それだけでみると小惑星のように思えるのに、物理的な性質は彗星に近くガス噴出により軌道を変えたりするのである。

 セントール(Centaur)というのは「ケンタウルス」の英語読みである。これはギリシャ神話に出てくる半人半馬の種族で、キローン(Chiron)やその後見つかったフォルス(Pholus)などはそのケンタウルス族の人(馬?)である。ギリシャ神話のケンタウルス族はその存在が、人間なのか馬なのか曖昧だが、セントール族の天体も小惑星なのか彗星なのかが曖昧で、これはひじょうにうまいネーミングであった。現在セントール族の天体は30〜70個程度見つかっているが、名前が付けられているものは全てギリシャ神話のケンタウルスの名前から採られている。天文学者もセントール族には頭を悩ませ、キローンは小惑星番号(2060)と彗星番号(95P)を併せ持っている。


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